こんにちは、JInzoです。アパート・マンション探しは、一人暮らしの準備の中でも大仕事。後悔しないためにも、コツをつかんで慎重に選びたいところです。
わたしが初めてアパートを契約した時は、一人暮らし歴の長い友人がサポートしてくれて助かりました。もしサポートがなかったら…けっこう大変だったと思います。
この記事では、一人暮らしのアパート・マンション探しで気を付けるチェックポイントをまとめていきます。
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初めての一人暮らし、始め方完全ガイド!ゼロから準備する流れをわかりやすく解説
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アパート・マンション探しは早い者勝ち!引越しが決まったその日から始めよう
当然ですが、みんな安くていい部屋に住みたいんです。人気の部屋はすぐに借り主が決まっちゃいます。だからこそ、引越しが決まったその日から物件探しを始めましょう!
わたしの兄なんか、大学受験に行ったその日に物件決めてきましたよ。まだ受験しただけなのに。もちろん合格したかどうか分からないのに。(結果的に受かったから良かったけどね)
結局、彼は大学から程よく近い・きれい・安いアパートを確保できました。
とにかく、アパート・マンションを選ぶのは早い方がいいってことです。
探すのは絶対に早い方がいいですが、「契約」が早すぎると住んでないのに家賃が発生しちゃうことも。実際に不動産屋さんに連絡を取って下見し、契約するのは1ヶ月前ぐらいがベストです。
そして、1ヶ月を切ってから契約するのはちょっとしんどいです。
- 入居審査に1〜2週間かかる
- 引越しの準備が忙しくなる
- いい物件がなくなっちゃう
こういう理由で、ちょうど1ヶ月前ぐらいの契約を目指すのがベストです。
アパート・マンション探しの手順&コツ
1.住みたい街を決める
住みたい街を決めるためには、
- 家賃の相場
- 治安
- 職場・学校まで何分かかるか
といった要素を考えておく必要があります。「〇〇市 家賃」みたいな感じで検索して、だいたいのイメージをつかんでいきましょう。
少なくとも2〜3つぐらいの候補に絞っておくと、あとが楽。
もっと細かい条件は、あとで決めてもいい。ここまでが決まれば、とりあえずネットで検索できるようになります。
2.ネットでアパート・マンション情報を検索して、条件を絞る
1で決めた場所の賃貸情報を、ネットでガンガン検索していきます。とりあえず大手の
- SUUMO
- HOME’S
が、数々の不動産検索サイトの中では物件数ズバ抜け。検索サイトに迷ったら、この2つを使って探していきましょう。
もちろん、Googleで「〇〇市 1K」みたいな感じで調べればいろんな物件情報が出てきます。こういう探し方もいいですね。
いろんな物件を見ながら、ここで「これだけは譲れない条件」をハッキリさせていきましょう。
ネット上の物件情報は写真が付いているので、自分の求める条件をよりイメージしやすいです。だからこそ、細かな条件はこの段階で決めていきます。
- 和室はヤダ、洋室がいい
- お風呂とトイレは別がいい
- キッチンのコンロは2口のを置きたい
- 洗濯機は室内に置きたい
…みたいな条件です。
3.不動産屋さんに連絡を取ってみよう
物件情報サイトの中から気になる物件を数個ピックアップできたら、不動産屋に連絡をとってみましょう。
▲例えばSUUMOで物件を探したら、ページ下にこんなお問い合わせフォームが付いています。これを使って、管理している不動産に連絡が取れます。
でも、連絡を取る前に気を付けるべきことも。
保護者の方などと、一緒に物件の下見に行く日をちゃんと決めてから不動産屋に連絡を取りましょう。
とくに、遠方に引っ越す場合は要注意。1日で数件の不動産屋を回ることになるので、連絡をとって実際に見に行ける数は限られてきます。より厳選してから連絡しましょう。
例えば「担当者が出払っている」「他のお客さんが下見してるとこ」といった理由で、飛び込みで行くと下見できない場合もあります。必ず不動産屋さんに連絡し、下見の予約をしておきましょう。
4.実際にアパート・マンションの下見に行く時、気を付けるポイント
まず前提として「不動産屋さんを味方だと思う」というのはめちゃくちゃ大事です。
相手は不動産のプロ。こちらの知りたいことに関して結構な知識を持っています。わからないことはどんどん質問しちゃいましょう。
そして、不動産屋さんも人間です。たくさん質問して頼りにしてくれるお客さんには、自然と優しくしてくれます。
あとでも触れますが、物件を契約する時にも不動産屋さんとの信頼関係が効いてきます。ここでいい関係を築いておきましょう。
それに加えて「入居するつもり」で寸法を測っておきましょう。特に
- 洗濯機スペースの寸法
- 冷蔵庫スペースの寸法
- ドア・細いスペースの幅(大型家電が通るかどうか)
- 窓の高さ(カーテンのため)
- 収納スペース・押入れの寸法
この辺りは抜かりなく。
特に遠方に引っ越すなら、これは重要。家具や家電を買わなくちゃいけないので、まだ契約してなくてもデータはしっかり集めておきましょう。
なので、必ずメジャーを持っていきましょう。
▲こういう、鉄でできたメジャーが測りやすいです。
見るべきポイントは以下の通り。
アパートの下見ポイント
- 共用部分
- ほかの住人は問題ないか
- 日当たり
- 部屋の湿気
- 壁の薄さ
- 収納
- 電波の繋がりやすさ
- エアコン
- 水回り
- キッチン
- 風呂・トイレ
- 洗濯機スペース
- 部屋内の通路の広さ
- セキュリティ
- 周辺の環境
共用部分
エレベーターや階段など、しっかり手入れされているかどうかを確認しましょう。共用スペースをちゃんと管理している大家さんは、のちのち信頼できます。
逆に「ぜんぜん掃除できてない」「電球が切れっぱなし」「放置自転車が置き放題」みたいなアパートは、大家さんが信頼できない場合もあります。
ほかの住人は問題ないか
他の部屋の玄関先などをチラッと見て、ある程度の判断をしてみましょう。
それに加えて、不動産屋さんにもダメ元で「このアパートに住んでる人って、どんな感じなんですか?」と聞いてみましょう。
他にも、こんな質問をしてみるといいですね。
- この部屋は空室がどれぐらい続いていたのか?
- このアパートは、どれぐらいのサイクルで人が引越ししているのか?
- このアパートでこれまで発生したクレームは?
- この部屋、前の住民はどれぐらいの期間住んでたのか?
「〇〇号室にヤバい人が住んでる」とかは言ってくれないと思いますが、こういった質問で段々と手がかりが掴めます。
日当たり
わたしは周りを建物に囲まれている&窓が西向きという、日当たり最悪の部屋を借りたことがあります。風通りが良かったのでカビは生えませんでしたが、いやあ〜冬が激寒でした。
カビが生えちゃったら、気管支系のアレルギーが悪化することもあります。
部屋の湿気
壁紙が不自然に浮いていないかを確認しましょう。
それと「窓のサッシと壁の境界線」もチェックするといいですね。冬に結露が発生した時、湿気が溜まりやすい部屋だとここが腐りやすいです。
壁の薄さ
防音ができているかどうか、壁をコンコンと叩くと分かる…人もいるらしいですが、正直よく分からないもの。
そんな時は、壁に耳を当てて「エレベーターや共用スペースの音が漏れ聞こえるか」をチェックしましょう。
それに加えて、不動産屋さんにも率直に聞いてみよう!
「楽器は演奏できるか」「これまでに騒音トラブルは発生したか」などを聞いてみましょう。会社の方針で答えられないことだってありますので、「無理を承知で聞きますが…」みたいに前置きしてもいいですね。
わたしはそれを全く確認できていなかったので、隣の人の生活音丸聞こえでした。子供と楽しそうに遊んでる声だったからいいんだけどね(圧倒的癒し)。
収納
押入れがあるなら、カビにくそうか・風はちゃんと通るかをチェックしておきましょう。
ウォークインクローゼットとかあったら最高なんですけどね。家賃の安さを求めるなら、なかなかありません。覚悟しておきましょう。
追加で収納家具を買わないといけないかもしれないから、容量はしっかりチェックしておこう!
電波の繋がりやすさ
まず、携帯の電波がいいかどうかを確認しましょう。
それに加えて、マンションで加入しているネット回線はどこの会社かを不動産屋さんに聞きましょう。評判のいい会社ならそのまま契約すればいいですし、良くない会社なら自分で探す必要があります。
アパートのネットについて詳しく知りたい方は、下の記事をお役立てください!
参考大学生の一人暮らしに最適なインターネット環境。モバイルWi-Fiルーターがコスパ最強です
エアコン
あまり古いエアコンだと、音がデカかったり効きが悪かったりするので要注意。
エアコン会社で働いてた時に経験がありますが、大家さんの中にはドドドドドケチすぎてエアコン修理もケチりまくるような人が(本当に少数ですが)いるもんです。
水回り
水のトラブルは後々修理代が高くつきます。水漏れがないか、水ハケは良いか、カビやすくないかをチェックしておきましょう。不動産屋さんがOKなら、水を実際に出してチェックしましょう。
キッチン
自炊をするつもりなら、ここは見逃せないポイント。
特に多いトラブルが「まな板やボウルを置くスペースがない!」ということ。この辺は親御さんが詳しいかもしれません、アドバイスを求めながら自分に合ったキッチンを見つけましょう。
ガスコンロは2口使えると尚良いですね。
風呂・トイレ
ここは「風呂トイレは別がいい!」という方は妥協できないポイント。トコトンこだわりましょう。
あと、地味に困るのは「シャワーの水圧が弱い」こと。実際に水が出せるなら、必ずチェックしておきましょう。
トイレは、中の水位をチェックしましょう。低すぎると臭いが上がってきます。私の友人の家はそれで結構苦しんでいました。
水場のトラブルは、後々修理となると手間がかかって厄介です。不動産屋さんとも一緒に確認して、抜かりなくしておきましょう。
洗濯機スペース
まず、洗濯機スペースは必ず寸法を測っておきましょう!
▲とりあえず、図の場所を測っておけば大丈夫。これで洗濯機が買えます。
そして、洗濯機はどこに置くのかもチェックしましょう。室外置きだと、洗濯機の劣化が激しくなります。
似たような条件の部屋で迷っている時、ここが決め手になることもありますよ!
部屋内の通路の広さ
一人暮らしだから、通路は多少狭くても平気。
ただし!洗濯機や冷蔵庫が通路を通らない場合は悲惨。買ったお金パーになっちゃいますからね。幅は必ず測っておきましょう。
セキュリティ
大窓が路地裏に通じているなら、不審者侵入のリスクもあるので要注意。
また、鍵は新しいものに換えてくれるのかを必ず不動産屋さんに確認しましょう。
周辺の環境
生活の便利さを考える上で、これはかなり重要なポイント。
特に重要なのは、ドラッグストアが近いかどうか。品揃えも良く安いドラッグストアがあれば、生鮮食品以外は全部そこで買えるからです。
あとはスーパー・コンビニ・駅・飲食店などをチェックしておくといいですね。実際に歩いて探索してみるのもいいと思います。
それに加えて、周辺の騒音にも注意。
特に、夜にうるさくて眠れない可能性があるかどうかは念入りにチェックしましょう。居酒屋や交通量の多い場所などだと、安眠が妨げられる場合があります。
ここからは、実際に部屋の契約をする時に押さえておくべきポイントをまとめます。
アパート・マンションの手続きで気を付けるポイント
不動産屋さん1件で決めない。他も行ってみる
同じ物件でも、不動産会社によってサポート体制やサービスの良さが違います。時間が許す限り、ぜひ数件回ってみましょう。
不動産屋さん側も「お客さんは数件回るのが当たり前」だと分かっていますので、遠慮する必要はなし。むしろ「他に行かずに今すぐ契約する」よう勧めてくる会社は危険。やめたほうがいいですね。
入居申し込みに必要な書類・情報を用意しておく
これは、不動産屋さんに連絡を取る段階で聞いておくといいですね。管理会社によって細かなところが違う場合があります。
部屋に入る本人が契約者か、それとも保護者が契約するのかでも必要な書類は変わりますので注意。未成年者が入居する際は、家賃支払などの関係で保護者の契約になることが多いです。
保護者が契約する場合
部屋に入る本人の必要書類
- (新学生)合格証明書や入学通知書など
- (新社会人)会社の内定通知書
- 身分証明書
- 住民票の写し
- 銀行口座の印鑑
契約者(=保護者)の必要書類
- 身分証明書
- 住民票の写し
- 印鑑証明書
- 収入を証明するもの(直近3ヶ月分の給与明細など)
入居者本人が契約する場合
契約者(=部屋に入る本人)の必要書類
- (新学生)合格証明書や入学通知書など
- (新社会人)会社の内定通知書
- 身分証明書
- 住民票の写し
- 印鑑証明書
- 銀行口座の印鑑
- 勤務先の住所
- 収入を証明するもの(直近3ヶ月分の給与明細など)
保護者の必要書類
- 印鑑証明書
- 収入を証明するもの(直近3ヶ月分の給与明細など)
- 勤める会社の住所
この場合、保護者は「連帯保証人」になります!
ここで行うのは、あくまで「申し込み」のみ。その後の流れを簡単にまとめると
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1入居審査
収入や仕事内容、社会的立場などを見て「この人には部屋を貸せるか?」が審査されます。よっぽどのことがない限り通ります。
遅くても1週間前後で結果が出ます。
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2「申込金」を払う
審査に通ったら、「申込金」を支払います。
入居の際にかかる初期費用の一部を支払い「この物件はわたしが押さえました!割り込み契約はナシよ」という意思表示をするのが「申込金」。
金額は物件によって異なるので、いくらなのか聞いてから払いましょう。
契約の際にこのお金が充てられるので、必ず受領証を受け取っておきましょう。万が一忘れられると、契約時に余分なお金を払うことになっても文句が言えません。
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3本契約
必要書類は入居審査前にだいたい提出し終わっていますが、各種初期費用の支払いが必要になってきます。
▲本契約の時に支払うお金について、次にまとめていきますね。
入居時に支払うお金を注意して聞く・契約書をよく読む
入居時に支払うお金で、代表的なものは以下の通り。
- 敷金
退去時の原状回復代。家賃の2ヶ月分前後
- 礼金
家主に払う謝礼。家賃0〜2ヶ月分が目安
- 仲介手数料
不動産会社の取り分。家賃の1ヶ月分が上限
- 保証料
家賃が払えない時に備え、保証会社に払う。
保証人がいる場合、不要な場合もある。
- 管理費
アパートの管理に使う。「共益費」とも
毎月の家賃に含まれている場合もある
- 火災保険料
火災や風水害などの保険。
こうした費用の意味をしっかり理解した上で支払いましょう。
契約書は文字だらけで読むのが面倒ですが、後々のトラブルを防ぐために
- 「特約」という項目
だけは必ずチェックしておきましょう。
特に多いのは「退去時のルームクリーニングは、借り主が全額負担する」という旨が書かれていること。
これに気づかずにサインしてしまうと、経年劣化した(=自分が悪いわけじゃない)家の設備までこちら持ちで直さないといけなくなります。こう言った文言がある場合は、不動産屋に遠慮なく聞きましょう。
アパート・マンション探しのコツまとめ
でも、一度契約した部屋は簡単に解約できません。お金も何10万単位で払わなければいけません。ぜひここは慎重に部屋選びをしていきましょう。
引越しの時にもう一つ大きな契約になるのは、引越し業者の選択。これも大きなお金が動くものですが、うっかり業者の選択を間違えると10万円単位の損をすることも。
賢く、早く引越し業者を選ぶなら一括見積もりは必須です。
詳しくは引っ越し一括見積りって正直どうなの?メリットとデメリットを包み隠さずまとめますという記事にまとめていますので、ぜひお役立てください!
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参考引っ越し一括見積りって正直どうなの?メリットとデメリットを包み隠さずまとめます
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