こんにちは、JInzoです。家電の長期保証については、ネットで調べてもいろいろ意見が分かれるところです。
せっかく長期保証をかけても、壊れなかったら無駄金になるわけで。かといって「長期保証付けときゃよかった〜!」と後悔もしたくない。
こればっかりは、「必要!」「不要!」とゴリ押しはできません。経済的な状況や、家電を使う環境が人によって違うからです。なので、面倒ですが「自分にとって、長期保証が本当に必要か?」を考えないといけません。
その一つとは、
突然壊れた時、その家電をすぐ買い換える経済力があるか
これです。すぐに買い替えられる程度のものには保証はいらないですが、高額な家電(冷蔵庫や洗濯機など)には保証を付けておくと助かります。
この記事では、家電の長期保証が本当に必要かをまとめます。どの家電に長期保証をつけるのか、自分なりの決定をするのにお役立てください!
ややこしい話は抜きにして結論だけ知りたい人は、目次でまとめまで飛んでくださいね。
こちらもCHECK
-
家電の保証はどこがいい?各量販店ごとの徹底比較ランキング2021【ダントツ1位はケーズデンキ】
続きを見る
家電が壊れやすい最初の1年は「メーカー保証」が付いてくる
家電には「壊れやすい時期」というのがあります。それを表したグラフが、下のもの。
(厚生労働省ホームページから引用)
▲「バスタブ曲線」と言われる、機械の故障率を示すグラフです。上の図は厚生労働省ホームページから引用しています。
特に故障率が高いのは、赤で示した使い始めてすぐの期間。メーカーもそれをちゃんと認識しているので、大抵最初の1年は「メーカー保証」を付けてくれています。
つまり、何が言いたいかと言うと…
(厚生労働省ホームページから引用)
▲グラフの後半、青い四角の期間のことですね。確かに、長年使った家電は部品がすり減ったり衰えたりして壊れていきます。
それは次にまとめます。この期間を長期保証がカバーしてくれるか、というところがキーポイントになります。
家電は何年ぐらいで壊れやすくなるか、目安があります
この見出し内は「家電製品エンジニア」の資格を持っている鈴木はるかさんの考え方を参考にさせていただいています。
詳しく知りたい方は、鈴木さんのブログ「はるかのひとりごと」をご覧ください。
法律に基づいて、家電には補修用性能部品表示対象品目と保有期間というものが定められています。
要するに「メーカーは、修理用部品を何年保管しておくべきか」というのが法律をもとに決まってるということです。
メーカーは、この期間はちゃんと部品を保管しておかないといけません。でも、部品の保管には当然お金がかかります。場所代や人件費など。
だから、保管する部品はできるだけ少なく抑えたい。そうするために、メーカーがすることと言えば?
家電ごとに、部品を保管すべき期間の例をあげましょう。
修理用部品の保管期限 | 長期保証の年数 | |
冷蔵庫 | 9年 | 5or10年 |
洗濯機 | 6年 | 5年 |
電子レンジ | 8年 | 3or5年 |
この結果を、さっきのグラフに当てはめると
(厚生労働省ホームページから引用)
▲こういうことになります。長期保証の間は、家電って壊れにくくなってるんです。
ここで、最初に言ってた「突然壊れた時、その家電をすぐ買い換える経済力があるか?」ということを考えるんだ!
まとめて考えよう。家電の長期保証、自分にとって本当に必要?
ここまでで見たことをもう一度まとめると、
▲家電の長期保証は、おおむね「オレンジの期間に壊れた時のための保証」ということになります。
長期保証の間に家電が壊れる確率は、確かに低い。とはいえ、突然壊れちゃった時にどうするかは考えておかないといけません。
いつでも家電を買えるお金があるなら、何の心配をしなくていいです。だって、壊れたら新しいのを買えばいいんだもん。こういう人には、家電の長期保証は必要ありません。
保証期間内に壊れる確率はそもそも低いので、大抵の場合は保証に入る分のお金が浮いてトクします。
新しい洗濯機を買うお金は、しばらくない。
でも、洗濯しないと生きていけない。
コインランドリーに行くにもお金がかかる。
こんな状態になってしまったら、めちゃめちゃストレス。しかも、自力でこのストレスから抜け出すのは難しい。ここで長期保証に入っていれば、お金の心配などせずに修理を頼めるってわけです!
なので、結論としては「突然壊れた時に、その家電を買い換える経済力があるか」という観点で考えればいいんです。
すぐ新しいのを買える自信がないなら、保証に入っておけばいいですね。無料で修理ができるので、金欠の最中でも安心です。
絶対壊れない確率に賭けて、長期保証なんか入らない!!っていうのもアリです。それは自分が決めること。
同じ論理で、安い家電には長期保証なんて全然いらないです。
▲こんな2,000円程度のトースターが壊れたところで、新しいのを買えばいいだけ。
家電の長期保証は入るべき?まとめ
- 家電の長期保証は「壊れにくい期間」の保証
- すぐ買い替えられない高い家電は、保証に入っておくといい。
- 安い家電は保証不要。壊れたって買い換えればいい
- 長期保証が無料or格安の量販店で家電を買おう
とにかく基準になるのは「突然壊れた時、その家電を買い換える経済力があるか」。この1点を基準に、どの家電に長期保証を付けるかどうかを決めましょう。
ケーズデンキ・ジョーシン・エディオンの3社なら、長期保証が無料または格安で付けられます。条件など、詳しくは家電の保証はどこがいい?各量販店ごとの徹底比較ランキング2020【ダントツ1位はケーズデンキ】という記事にまとめてあります。
一人暮らしに必要な家電の一覧は一人暮らしに最低限必要な家電7選|賢い選び方・注意ポイントもまとめましたという記事にまとめています。ぜひ家電探しにお役立てください。
必要な家電リスト
-
一人暮らしに最低限必要な家電7選|賢い選び方・注意ポイントもまとめました
続きを見る