こんにちは、JInzoです。ときどき洗濯機から出てきますよね、黒い「ワカメ」。これの正体はカビです。
つまり、このままだと洗濯物がキレイになるどころかカビ菌をまとって出てくることに…!
ネットで洗濯機の洗浄方法を探すとよく出てくるのが「オキシクリーン」。本来は漂白剤なんですが、洗濯機内の汚れもゴッソリ落としてくれます。
この記事では、オキシクリーンを使った洗濯機掃除のやり方を解説します。実際にやってみた写真付きで解説していきます!
どのオキシクリーンを買うか
▲まず、ドラム式洗濯機なら「ドラム式専用」を買いましょう。
わたしも含め、ドラム式洗濯機じゃなければアメリカ版と日本版の2種類から選びます。
▲アメリカ版です。日本版より効き目が強く、汚れがガンガン取れるのが特徴。
ただし、箱の中にビニール袋で粉末が入っています。アメリカ版を買う方は、別の容器を準備するといいですね。
わたしは容器がなかったので、日本版オキシクリーンを買いました。
▲プラスチックの容器に入っているので、保管がしやすくて便利。容量は1500gです。
ただし、アメリカ版と違って界面活性剤・塩素が入っていません。その分安全ですが、効き目はちょっと落ちます。
ここまでのまとめ
- ドラム式洗濯機なら「ドラム式専用」。
- 汚れ落ちにこだわるならアメリカ版。
- 容器や安全性を考えるなら日本版。
オキシクリーンが準備できたら、他にも装備を固めていきましょう。
オキシクリーンで洗濯機掃除をするときの準備物
- オキシクリーン
- バケツ(洗面器でもOK)
オキシクリーンを溶かしたり、お湯を洗濯機に張るために使います。50℃のお湯が入っても耐えられるものを用意しましょう。
- ゴム手袋
手が荒れやすい方は必須です。わたしはナシで大丈夫でしたが、自己責任でお願いします。
- ゴミをすくうネット
- (ある人は)お風呂から洗濯機に繋がるホース
です。
ゴミをすくうネットは、他のものでも代用できます。
▲わたしはダイソーのキッチン生ゴミ用ネットを、ハンガーにつけて代用しました。
もしも買うなら、100均にゴミすくい用ネットがあります。なければ熱帯魚など用のネットでもOKです。
オキシクリーンで洗濯機のワカメ掃除。やり方まとめ
主な仕事は1時間放置→ゴミを取る の繰り返しです。ほぼ待ち時間ですが、全部で5時間ぐらいはかかります。
1.中の「ホコリ取りネット」を外す
▲中に付いてる、このネットです。外しましょう。
▲このネットの中にはホコリがギッシリ。
この洗濯ネットは、あとで中に放り込んで一緒に漬けます。ある程度汚れが浮いた段階で取り出し、別に洗います。
2.オキシクリーンを溶かし、洗濯機に入れる
▲まず、オキシクリーンをバケツに入れていきます。
アメリカ版と日本版で、使う量に違いがあります。
- アメリカ版:10リットルにつきスプーン1杯
- 日本版:10リットルにつきスプーン4杯
です。
わたしの家の洗濯機は、最大52リットル。上まで水でヒッタヒタにすると60リットル(ぐらい)。
今回は日本版オキシクリーンを使ったので…
▲使用後のオキシクリーン。半分近く減ってしまいました…ハンパねえ!
でもここでケチると効果が減って意味がない。思い切りが大事です。
▲お湯を入れて溶かします。
オキシクリーンのような酸素系漂白剤は、40〜60℃が一番効果が出ます。
とりわけ、50℃に設定できるなら最高。初めから終わりまで、ずっと一定の効果を出し続けることができるからです。
参考洗剤開発者・茂木和哉さんのブログ
洗濯機内部の温度が50度を超えると、壊れてしまう洗濯機もあります。
洗濯機の説明書をよく読み、注意して温度設定しましょう。
やむを得ず水を使う場合でも、洗剤はお湯で溶かしましょう。
▲オキシクリーンを溶かして、洗濯機に入れます。この時点で「ジュワワアアアァァ…」っていう音がしています。
▲洗剤が入ったら、あとは同じ温度のお湯を満タンまで入れます。
お風呂からホースやシャワーが届く人は、バケツを使わなくても直接お湯が入れられます!
▲まだ洗剤とお湯を入れただけなのに、すでにワカメが浮かんでます。効果スゴイなオキシ漬け。
この段階で、最初に外した「ホコリ取りネット」を中に入れましょう。一緒に汚れを浮かしてしまいます。
3.「洗い」のみのコースで洗濯機を回す→ワカメを取る
満タンになった時点で、一度洗濯機をシェイクして汚れを剥がします。
▲「洗い」のみモードにして、スタート。10分間だけ回しましょう。
わたしの洗濯機は9分で終わるのでちょうど良かったですが、時間が長すぎる・短すぎる方は調節しましょう。
10分経ったら洗濯機を「一時停止」し、浮いたゴミをネットで取ります。
▲なんか見るからに黒いモノが浮いてます…
▲出たッ!ワカメ(ゴミ)が獲れてるぞッ!!きたない!!!
▲興味本位で、出た汚れはすべて流しに貯めていきたいと思います。今回はどんだけワカメ収穫できるのやら…!
これができたら、次からは同じサイクルを何度か繰り返すだけです。
4.1時間つけ置き→10分回す→ゴミ取り を繰り返す
このオキシクリーンは、つけ置いてこそ効果を発揮する洗剤。なので、まずは1時間放置します。洗濯機を「オキシ漬け」していくわけです。
ここからやることは
- 1時間放置する
- 「洗い」のみモードで10分回す
- ワカメ(ゴミ)取り
これの繰り返しです。
わたしの場合は4時間ぐらいまで汚れが出ていました。5時間経つと
▲こんな感じで、もうあまりワカメは出てこなかったですね。
また、そもそもオキシクリーンが効果を発揮するのは6時間ほど。それ以上置いても意味がありません!
では、各時間ごとの経過を見ていきますね。
▲つけおき後、1時間経ったときのワカメ。まだまだ残ってますね。
▲つけおき後2時間経ったときのワカメ。写真では見えにくいですが、カスが分厚く、色濃くなってるように見えました。
▲つけおき後3時間経ったときのワカメ。底に溜まっていないか気になって、棒でかき混ぜた後に取ってみました。
めっちゃおるやん…!
▲つけおき後4時間経った結果。さすがにもうワカメが無くなってきましたが、一応もう1時間待ってみることに。
…で、5時間経ってもほぼワカメが収穫できませんでした。もう大半の汚れは取り切れたと判断して、仕上げに入りました。
5.仕上げに「洗剤ナシで2回洗濯機を回す」
最後に、洗剤を入れずに2回洗濯機を回します。汚れを全部洗い流してしまいましょう!
まだ汚れが取り切れたわけじゃありません。途中で一時停止ボタンを押して、浮いたワカメを収穫しましょう。
▲そこそこ出てきますね、ワカメ。
▲1度回し終わったところです。流れきらなかったカスが残っているので、ティッシュなどで取りましょう。
それができたら、もう一度洗剤ナシで洗濯機を回しましょう。
▲2回目回し終わったところ。もうピッカピカになってます!
▲今回のオキシクリーンで取れた洗濯機の汚れすべて。これが洗濯物に付いてたと思うと…恐ろしい。
回し終わったら、しばらくはフタを開けて乾燥させておきましょう。
ここでフタを閉め切ってジメジメさせてしまうと、また次のワカメが発生し始めます。
オキシクリーンで洗濯機の「ワカメ」ゴッソリ掃除する方法まとめ
- 汚れゴッソリならアメリカ版、安全性なら日本版
- お湯を使う。適温は50℃
- 1時間放置→「洗い」→カス取りを繰り返す。
- 4時間ほど経ったら汚れはほぼ落ちてる。仕上げに入る
- 仕上げは「洗剤ナシ、標準モード2回」
オキシクリーンでの洗濯機掃除はちょっと時間が掛かりますが、洗濯機をピカピカにできたので満足です!
▲容器がしっかりしていて、安全性に定評のある日本版。
▲効き目が強いアメリカ版。わたし、次はこっちを買おうと思っています。
その後は、2ヶ月ごとにオキシクリーンを使って洗濯機掃除をするのがおススメです。…が、オキシクリーンはそう安くないんですよね。
2ヶ月ごとの洗浄は、ドラッグストアなどで買える洗浄剤で十分だと思います。
▲こういうやつね。200円もあれば買えます。
で、半年に1回ぐらいオキシクリーン洗浄をして洗濯機を「大掃除」すると。わたしは今後この方法で行ってみようと思います。
オキシクリーンでも洗濯機がキレイにならない時は…
あんまりにも汚れや臭いがひどいなら、プロの手で洗濯機を丸ごと洗浄するのがおすすめ。素人では触れない部分まで、洗濯機を分解して丸ごと洗浄してもらえます。
「くらしのマーケット」で依頼すれば、料金や業者さんの口コミを見て依頼することができます。
▲こんな感じで、レビューを見ながら安心できる業者さんを選んで依頼できます。
プロにゴッソリ汚れを取ってもらったら、あとは定期的にオキシクリーンで掃除していきましょう!